昨日たまたま取材で一緒になった同僚記者による、バレーの高橋塁選手への単独インタビューです→ digital.asahi.com/articles/ASV... とても長いインタビュー全文はリンクにありますが、カミングアウトについて「僕がただ自分1人で悩んでた十数年間、20年間を言語化すること」と表現されていて、自分が見えていない範囲の大きさを思い知りました この一言からも。 「本当に覚悟はしていましたし、最悪バレーボールができなくなってもいいぐらいの覚悟で言いました」 このような形での公表や説明をする必要がなく、それに意味がなくなる社会にするために自分は…と読んでからずっと考えています
田渕 紫織(新聞記者)
田渕 紫織(新聞記者)
@shtab.bsky.social
新聞記者です。学士・修士では災害社会学+災害人類学。東日本大震災の翌月から記者になり、災害、子ども、メディアに関わる報道が多め。朝日新聞の編集委員で、ニュースレター「週刊アップデート」編集長。生活から離れない記事を。映画と映画館が大好きです。 https://www.asahi.com/reporter-bio/233307510a42b9fcd7181fdeb8ac4ed62f9f6ae14aeb02ed28da93253848c71f
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M9.9という数字を見た時は背筋が凍りました。 先ほど気象庁が会見を開き、同僚が急いで取材へ。 原因については「調査中」としつつ、サイバー攻撃による被害については否定しているそうです。 記事タイトル:緊急地震速報を取り消し M9.9と過大に予測、サイバー攻撃は否定 www.asahi.com/articles/ASV...
【記者として、面食らった質問】 子どもの学校の授業参観があり出社前に寄ってきたのですが、休み時間の教室でじゃれているように見えた子たちの一人から「プライベートパーツさわんなよ!」と言っている声が聞こえて、はっとしました。 半分ふざけている文脈(に聞こえた)とはいえ、今はこれがスタンダードなんだな、と。 先日の「体育の着替え問題」の全国調査で一連の取材と編集プロセスを振り返ったコラムでも、最後に、子どもから問われた「逆質問」について触れています。 有料記事がプレゼントされました。あす16:22まで全文お読みいただけます→ digital.asahi.com/articles/ASV...
同僚が内部文書を入手し、報じた記事です。 《今回問題なのは、これまでの著者が、自分の本がAIの学習用に読み込まれることまで想定して出版してきたわけではない、という点でしょう。にもかかわらず、法律や契約の整備が追いつかないまま、従来の著作権や出版契約の枠組みを飛び越えるような形で、技術だけがどんどん先に進んでしまっています》 (辻田真佐憲さんのコメントプラスより引用) 有料記事がプレゼントされました。あす18:06まで全文お読みいただけます 記事タイトル:出版取次の日販、米AI企業に書籍を大量販売か 業界団体が説明要求 digital.asahi.com/articles/ASV...
続報です。 出版取次の大手・日販が、米AI企業アンソロピックに書籍を販売した事実があると認めたそうです。 同僚が、複数の出版関係者への取材で確認しました→ www.asahi.com/articles/ASV... 《日販はこれまで、取引の有無も含めて明らかにしていなかった》 《どこの出版社のどんな書籍を販売したかなどの明細については明かさず、出版社からの個別の問い合わせに対応するとした》 (記事から引用)
中国で取材していると日常茶飯事なのでしょうが、この過程を書くかかかないかはだいぶ違う。 新聞記事は字数の制約もありこれまでは取材の「結果」だけしか書かなかった部分でも、今はこれでもかというぐらい取材プロセスは開示していくのが大事だと、改めて。 《取材拒否は想定内でもあった。遵義駅に到着した直後から、当局関係者とみられる3人組が記者を監視していた。ネットカフェの店内にも同じような人物がいた》 連載「「きれはし」の若者たち SNSが照らす中国の周縁」の最終回から引用→ www.asahi.com/rensai/list....
《深夜になるのを待って、別のネットカフェを訪ねた。 休憩中の男性に声をかけると、1、2カ月前に利用し始めたと話した。「近くに住んでいる」と言うので案内してもらうと、マンションの吹きさらしの駐輪場の一角。 (…)彼の生い立ちを知ろうと、さらに踏み込んで質問した時、公安を名乗る男が現れ、取材を中断させられた》 《翌朝。再び駐輪場を訪れると、ソファで眠る姿があった。だが、よく見ると別の男性だった。職を探したものの見つからず、1カ月前からネットカフェで過ごす。 (…)またもや見知らぬ男に割り込まれ、撮影した動画を削除させられた》 (引用) www.asahi.com/articles/ASV...
きのう沖縄知事選の結果を見てから、最も反芻したのが、座安あきのさんの #コメントプラス でした。 《地元の選挙戦をめぐって外部からの「関心」が鋭利に打ち込まれ、踏み荒らされていくような感覚を味わったのは初めてのことだった。YouTubeやSNSによる外部からの発信が「鋭利性」を伴うのは、そこに少なからず「営利性」が潜んでいるからだろう。基地を押し付ける構図は動かない、動かさない前提で分析・解説される「#沖縄県知事選」は、画面にも背景にも県民は不在、県民の感情や対立構造だけをただ見せ物にするような描写にあふれていた》 www.asahi.com/articles/ASV...
座安さんが、沖縄にルーツのある日系4世の米下院議員にハワイで先週インタビューした際の最後の言葉も、ぜひ読んでいただきたいです→ 《「議会で下す決定やここで取る行動は、私たち自身の個人的な利益のためではありません。次の世代、子供たちのため、すなわち五世や六世のためであるべきなのです」。私たちが取り戻さなければならない大事なことが詰まった言葉。沖縄県系移民の子孫やその友人らであふれた会場の雰囲気とともに、ハワイから大切に持ち帰ってきた》 (いずれも座安あきのさんのコメントプラスから引用) www.asahi.com/articles/ASV...
《近づくための切符として現金化された先にあるのは、信用の失墜だろう。 聖域を超えて公共空間にまで商業化の圧力が持ち込まれ、格差拡大に歯止めがかからない事態に強い危機感を覚える。 思えば、選挙の票もSNSの評価も、現金化された末に本来の価値や信用が失われ、人心の荒廃を招いてきた。 このDMO法人には、社会のあるべき「持続」を考える担い手として、稼ぎを考えるより先に、売り渡してはいけない、冒してはならないものが何か、根源的な問いに立ち返り、計画の再考を求めたい》 (座安あきのさんのコメントプラスから引用) www.asahi.com/articles/ASV...
身内に当事者がいることもあり、細々と、ひきこもり当事者の取材を続けています。 その中で出会った方の半生を、きょうの朝刊3面の「ひと」欄に書きました。 初めてお会いしたのは9年前。 朝から友人に「汗びっしょりの背中に気づいた眼差しに涙が出そうになったら、田渕さんの記事だった」とLINEをもらって深謝 「ひと」欄の字数内におさめるのに悶絶したので、ぜひデジタル版のロングバージョンもお読みいただけたら嬉しいです あす11:54まで無料で読めます→ 記事タイトル:ひきこもり「詰んだ」と言わないで 「俺と同じだ!」伴走する男性は digital.asahi.com/articles/ASV...
当事者についての記事の中で、特に忘れられない取材がこちら。 コロナ禍でした。 古本屋を好きすぎる者どうし、色んな本について話したのを思い出します。 記事タイトル:ひきこもりだった私を、古本屋が救ってくれた 24年通って閉店の日 www.asahi.com/articles/ASQ...
先ほど入った速報です 「人口」「人口減」についての語り口を鍛えるべき時だとひしひしと感じます 【速報】富山市が国勢調査で人口水増しか 確定値は40万人割れ 総務省告発 www.asahi.com/articles/ASV... 《国勢調査員が「居住実態なし」として抹消した世帯を「存在するもの」として扱うことで、市の人口が少なくとも2千人分水増しされた疑いがあるという》 《国勢調査をめぐる不正では、愛知県東浦町が2010年の調査で人口を水増ししていた。市に昇格する要件の人口5万人を達成するため、当時の副町長が部下に人口の操作を指示し、住民票データをもとに少なくとも303人の調査票を偽造》
記事タイトル:「手取り増」の絶対視に警鐘 専門家が投げかける社会保障の選択とは 「『手取りを増やす』ための王道は、賃金を引き上げること。バブル崩壊後に社会保障給付費(年金、医療、介護などに使われる給付費)のGDP比が上昇したのは、社会保障費が従来ペース以上に伸びたことによるものではなく、GDPそのものの伸びが低調であったことによるものです。税や保険料を攻撃することは筋違いだと思います」 (2010年代に官邸に設置された「社会保障制度改革国民会議」で事務局を担った中村秀一さん) あす14:15まで全文お読みいただけます→ digital.asahi.com/articles/ASV...
記事タイトル:なぜ千葉で豪雨禍繰り返す? 違う要因で偶然集中、ただ共通するのは 「日本近海は、海面水温の上昇ペースが世界の海の中でも指折りに早い。北上する台風が衰えにくくなっている」 同期の根津記者が取材した、気象力学者の専門家の指摘です。 「梅雨時から秋雨期にかけて海が暖まっていることを踏まえれば、どこの地域でも前線や台風による大雨が降ってもおかしくない」とも。 私も台風の前に列島付近の海水温をチェックしては、高くてしょっちゅう二度見しています。 週末も雨。どうか災害になりませんように。 www.asahi.com/articles/ASV...
同僚が内部文書を入手し、報じた記事です。 《今回問題なのは、これまでの著者が、自分の本がAIの学習用に読み込まれることまで想定して出版してきたわけではない、という点でしょう。にもかかわらず、法律や契約の整備が追いつかないまま、従来の著作権や出版契約の枠組みを飛び越えるような形で、技術だけがどんどん先に進んでしまっています》 (辻田真佐憲さんのコメントプラスより引用) 有料記事がプレゼントされました。あす18:06まで全文お読みいただけます 記事タイトル:出版取次の日販、米AI企業に書籍を大量販売か 業界団体が説明要求 digital.asahi.com/articles/ASV...
こちらも関連で、日テレの調査報道。 このシルバーウィーク中、一番読み返して、一番これをきっかけに人と話した記事でした。 データベースとか一般公開とか競い合うように全世界に公開している研究機関は、それが学習ソースになることにどれぐらい自覚的なのかという問題提起をしたことがあったのですが、それでもそのときは古書・古典籍は紙媒体だから守られているのが救いだ…と無邪気に思っていた自分の能天気さがつらい(涙) 【独自】古書店で「謎の大量注文」相次ぐ……AI学習か 米国向け「日本の本 50トン」の輸出記録も news.ntv.co.jp/category/soc...
俳優の中村ゆりさんの死去は本当に驚きました。 15年近く前、ある映画の試写会で友人と、中村さんの演技に釘付けになりました。心からお悔やみ申し上げます。 同様に直腸がんキャリアの家族(同じ40代)がいるので、ここ数日、気づけばそのことを考えてました。 昨夜、前々から延ばしていた大腸内視鏡検査の事前検査をしに行ったら、待合室にすごくたくさんの人がいて、同年代の女性も多かったです。 2007年の同僚の記事で、「ほとんど迷わず芝居ができた」と「パッチギ!LOVE&PEACE」のキョンジャ役について語られています。忘れられない演技→ www.asahi.com/articles/ASV...
がんの連載を色々読んでいて、印象的だった部分です 《苦い後悔がある。企業の人事部で働いていた頃、がんになったことを理由に退職を申し出たの男性社員がいた。急いで退職手続きを進めたが、「まずするべきは『よかったら話を聞かせてください』と椅子を勧めることだった」 まず治療をしてそこからまた考えましょう。待っています――。そう声をかければ、この社員や家族の人生は変わったのではないか。 「自分がなってみて初めて、『がん=死』という思い込みがあったことに気がついた」》 社員の退職手続き急いだ私、がんになって生じた後悔 両立支援の道に www.asahi.com/articles/ASV...
以前私も取材させてもらった稲増一憲さんの下記のご指摘、本当にそうだと思います。 見すぎ(影響されすぎ)か、見なさすぎ。両極端。 「ジャーナリストがSNSを見すぎなんじゃないでしょうか。米国でこんな研究結果が出ています。SNSで政治的に対立しているのはごく一部の人たちなのに、SNSを見ているジャーナリストたちは、それが社会の縮図であるかのように偏見をもって記事を書く。そのため、実態より大きく社会が分断されているかのようなイメージが広がっている、というのです」 記事タイトル:「メディアが報じない」と反発が広がる背景 有識者2氏に聞く www.asahi.com/articles/DA3...
テキストの無力感を感じる瞬間が年々増えているからこそ、同僚のコラムを頷きながら読みました。引用します。 《動画は起きた状況を一瞬で理解させ、見る人に強い印象を与える。だが、映像が伝える情報はニュースの一側面にすぎない。 なぜこうなったのか、この場所にいた人はどうなったのか、これからどうすべきなのか、といった「カメラの外」にあるものにも意識を向けなければ、それは単なる衝撃映像に終わってしまう。 大事なのは起きた事象の背景を深掘りし、解説するコンテンツだろう》 【「衝撃映像」として消費される地震動画 カメラの外をどう伝えるか】 www.asahi.com/articles/ASV...
ネパールと中国の国境地帯で土石流で、1000人を超える方の死亡が確認されました。 津田正太郎先生のコメントプラスでのご指摘は、まさに日本の災害報道の注意点でもあると感じます。 《ふるまいよしこ『中国メディア戦争』(NHKブックス、2016年)では、メディアが事故の被害者と接触できなくなっている状況が論じられています。当局が「プライバシー保護」を名目に掲げる一方、被害者にメディアと接触しないよう圧力をかけているというのです。被害者の口を通して当局の落ち度が語られないようにするのが目的と考えられます》 つづく→ www.asahi.com/articles/ASV...
つづき→ 《これらを踏まえると、懸命な救助や復旧作業や共産党の指導力を強調する一方、不安を語る住民の声を欠いた中国の災害報道のあり方は非常に納得のいくところです。報道がプロパガンダに接近していく過程という意味で、日本でも注意すべきポイントではないでしょうか》 (津田正太郎さんの #コメントプラス ) 「プライバシー」はいくらでも恣意的に拡大解釈が可能。 メディアスクラムは律しつつ、当局が主語の「プライバシー」は、本当に注意しなければならないと思います。 記事タイトル:伝えたいのは「助ける側」か 中国の災害報道と、チベットという壁 www.asahi.com/articles/ASV...
ご遺族に話をうかがうと、当局の言い分と全然違うということはよくあります。 「プライバシーの保護」を当局が一律に持ち出す・持ちかけるという文脈と、それぞれの遺族が「そっとしておいてほしい」と求めるという文脈は、しっかり切り分けられなければいけないと思います。 継続的に取材をしていても、後者については年月とともに非常に揺れ動くと感じます。家族によっても意見が違います。 これについては簡単に割り切れないので、コラムに書きました。 【コラム】震災犠牲者の名前「見せ物ではない」と言われて 15年間は短すぎる www.asahi.com/articles/ASV...
以前、村田沙耶香さんにインタビューした記事から。 特に最後の二言が、今夜届いてほしいです→ www.asahi.com/articles/ASQ... 「当時(中3)の私を思い返しても、死を意識することが救いで、『生きていてほしい』という言葉が一番苦しかった。誰よりも生きたいのは私だったので。今こうやって取材を受け、夏休み明けで思い詰めている子に何かをお話しする時もその記憶が頭にあります」 「今苦しそうな子どもを見ると、どうしても『生きてほしい』と願ってしまう。でも、その言葉が子どもにとってかえって苦しみにならないか、どんな言葉なら差し出しても相手を血だらけにしないか、いつも考えています」
「子どもが『学校に行きたくない』と言う時は、本当にギリギリで限界を超えた段階だということは覚えていてほしいです」 「『とりあえず逃げていいんだよ』『休もう』というメッセージは大事です。でも、あくまでそれは対症療法だと思います。本人や親の気持ちを一時軽くしても、また当事者が入れ替わって次の親子が苦しむだけです」 「これだけ少子化なのに、不登校児は何十万人もいる。(…)学校に関係する大人が、『今の学校って子どもに合わないんじゃないの』ということを真剣に考え、変えていくべきです。それを考えるための9月1日だと思います」 (林恭子さん) www.asahi.com/articles/ASQ...
朝刊1面トップ。同僚の調査報道です 記事タイトル:「ほとぼり覚めさせる」 総務省幹部がチャットで開示遅延や隠蔽相談 www.asahi.com/articles/ASV... 《チャットの文面から浮かび上がったのは、「自分たちに不都合な事実」を伏せようと動く官僚たちの姿だった》 《想定問答作成が落ち着いた後にはこんな投稿もあった。「メリットがないので、会見終わったら速やかに逃げようかと思います笑」》 記事では、取材で入手したチャット文言を原文のまま掲載。 何カ月も何カ月も、針の穴を通すような取材をした末の報道。 こうした取材活動を持続可能にするために、ぜひお読みいただけたら幸いです→
先日の千葉豪雨で、千葉市みやこ図書館(中央区)では、浸水により1万冊を超える蔵書が廃棄処分となったそうです。 流れ込んだ雨水や汚水により、1階部分がひざ下あたりまで浸水したとのこと。この写真を見るだけでも胸が痛みます。 地下空間に貴重な資料を保管している図書館や資料館、博物館も多いと思います。 すでに対策をとられていると思いますが、これだけゲリラ豪雨が多くなった気候変動の時代、さらに対策を考える時期に来ていると思います。 記事タイトル:図書館の蔵書1万冊超を廃棄処分 千葉豪雨で被害 www.asahi.com/articles/ASV...
人口1人あたりの蔵書数を県別に見ると、意外な数字が。 《最も少なかったのは神奈川で1.8冊。トップの福井の5分の1ほどだった。京都が2.7冊、福岡が2.9冊。東京は平均並だった》 データジャーナリズムが専門の中山記者の記事 最後の研究者の言葉もじわっときた 「図書館には1人でも誰かと一緒でもいられる。特に何もせず、ソファに座っているだけでもいい。この自由さが他の公共施設にはない魅力」 「対話しながら困りごとの正体に気づいたり、支え合う関係を育てたり。住民が資料だけでなく人と出会い、新しい活動が生まれ、自治につながっていく」 www.asahi.com/articles/ASV...
11年前のこのツイート、毎年この時期思い出します 今年も必要な人に届きますように ーーーー 鎌倉市図書館 @kamakura_tosyok もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。 ーーーー 「中の人」に同僚が取材した記事も残っていました 「図書館学で紹介されている米国の図書館の『自殺したくなったら図書館へ』というポスターも頭にあった」そうです withnews.jp/article/f015...
五味太郎さんには何年かおきにインタビューしていて、そろそろまた会いに行きたいなぁ。以前のインタビューを再掲します。 「子どもだけじゃないかもしれないけれど、1人になりたい瞬間ってあるよね」 「『私って何?』とか、つまり自我というやつがふと目覚める時がある」 「『何も言わないで、ちょっと待って』というモードになって、じっとしてぼーっとして模索するための時間と場所が必要なんだよ」 「9月現象ってそういう欲求なのかもしれない。でも、その時間も場所も今の子にはほとんどない」 「この社会は、子どもが1人でいることを全然大事にしない」 www.asahi.com/articles/ASQ...
「夏休み明けに、高2だった長女が『学校をやめたい』と言い始めて。『先生がいろいろ心配してくれるんだけど……』と言いながら、『学校ってさ、先生のためのもんだよね。先生は動けないから私が動いた』って言うんだよ」 「先生は長女のことを心配しているようで、実際は自分のことを心配してるんだってことを、彼女は見抜いてた」 「学校に行って退学手続きをした日、一緒に街に出て、ごはんを食べて、買い物をして、その日から彼女は大人になったよ」 (五味太郎さん) 記事タイトル:不登校の長女はあの日、大人になった 五味太郎さんから子どもたちへ www.asahi.com/articles/ASQ...
これが五味太郎さんに初めてインタビューしたときのやりとり。 (6年も前なのでもう朝日新聞デジタル版には残っておらず…。その後一部、書籍化しています。) コロナ禍の初期でした。 「不安とか不安定こそが生きてるってことじゃないかな。心っていう漢字って、パラパラしてていいと思わない? 先人の感性はキュートだな。心は乱れて当たり前。常に揺れ動いて変わる。不安定だからこそよく考える。逆に『揺るぎない考え方』って死んでるってことじゃないかな」 (五味太郎さん) withnews.jp/article/f020...
熊本地震では、熊本県が死者名の公表を「遺族の同意」を得られたとする場合に限っています。結果的に、半分以上が「匿名」です。 千葉豪雨で亡くなった方のお名前は、千葉県は全員一律で公表していません。 災害や戦禍で亡くなった多くの人々の名前は、明らかにされるべきなのか。 名前は何を伝え、後世に残していくのか。 同僚と掘り下げて考えた企画を、朝刊でお伝えしています。 私自身は、二度と繰り返さないための検証と記憶のために名前は必要と考え、直後でなくても一律に公表されるべきだと思います。 ただそれは、名前が丁寧に扱われる前提の議論だとも思います www.asahi.com/articles/DA3...
続) 「空襲には、公が記録や継承にしっかり関わっておらず、その経験を位置づけ、受け止めていく取り組みが薄い。だから個人で話そうとしても言葉が限られてしまいます。家族の中でも話しにくかったのかもしれません」 「東日本大震災も同様に、その意味を問う動きが社会の中で弱い気がします。だから遺族も、故人の氏名公表をするかどうかという問いの前に突然放り出されると、困ってしまう。土台にある共通の思いが熟していないから、沈黙したり色んな分断線が目立ったりしてしまう」 記事タイトル:災禍と戦禍の犠牲者名公表、戸惑う背景は 「意味への問い」弱い社会 www.asahi.com/articles/ASV...
きょう朝刊の企画はもともと、この連載「あなたの名前は 3・11犠牲者名を刻む」で、書き切れなかったために、「論」に絞って書こうと、同僚の力を借りて準備を進めていました。 掲載を待つ間も熊本地震が起き、各市で豪雨災害が起き、考える必要性は増していくばかりです。 【連載「あなたの名前は 3・11犠牲者名を刻む」】 東日本大震災で犠牲になった2万2千人を超える人には、一人一人に名前があります。追悼碑にはその氏名が刻まれた一方、刻まれなかった氏名もあります。遺族や地域は葛藤しました。災害死者の「名前」が残すものは→ www.asahi.com/rensai/list....
熊本地震では、熊本県が死者名の公表を「遺族の同意」を得られたとする場合に限っています。結果的に、半分以上が「匿名」です。 千葉豪雨で亡くなった方のお名前は、千葉県は全員一律で公表していません。 災害や戦禍で亡くなった多くの人々の名前は、明らかにされるべきなのか。 名前は何を伝え、後世に残していくのか。 同僚と掘り下げて考えた企画を、朝刊でお伝えしています。 私自身は、二度と繰り返さないための検証と記憶のために名前は必要と考え、直後でなくても一律に公表されるべきだと思います。 ただそれは、名前が丁寧に扱われる前提の議論だとも思います www.asahi.com/articles/DA3...
続) 「遺族の意向は尊重されるべきです。一方で、発災直後は被害が大きければ大きいほど、行政にも遺族全員の意向を確認する余裕はないでしょう」 「東日本大震災の時もそうだったので同意は勿論とられませんでしたが、毎日行政から発表される行方不明者や死者の名簿を皆一心に見ていました。『大丈夫だった?』とは今更聞けず、それによって誰かの無事や死を知ることも知らせることもできました」 「もう起こってほしくはないですが、亡くなられた方が多ければ、お名前を早くに公開しないと混乱してしまう」 経験した人には分かるあの時の現実だと思います→ digital.asahi.com/articles/ASV...
「実際にこの場で見てもらわないと説明が難しいのですが、近所に住んでいた犠牲者の名前と住所と年齢をじっと見つめていると、生身の人たちが確かに『いた』という感覚、その人たちが生きられなかった81年後を私たちが生きているという感覚がわき上がります。これこそが私たちが共有している時間の土台にあるもの、つまり歴史だと思います」 (東京空襲「せめて名前だけでも」公開プロジェクトの山本唯人さん) 私も取材時、空襲犠牲者の名前を刷ったタペストリーを見せてもらってこの感覚に襲われました。 リアルな場に即した感覚なので、記事で説明するのはすごく難しい www.asahi.com/articles/ASV...
熊本地震では、熊本県が死者名の公表を「遺族の同意」を得られたとする場合に限っています。結果的に、半分以上が「匿名」です。 千葉豪雨で亡くなった方のお名前は、千葉県は全員一律で公表していません。 災害や戦禍で亡くなった多くの人々の名前は、明らかにされるべきなのか。 名前は何を伝え、後世に残していくのか。 同僚と掘り下げて考えた企画を、朝刊でお伝えしています。 私自身は、二度と繰り返さないための検証と記憶のために名前は必要と考え、直後でなくても一律に公表されるべきだと思います。 ただそれは、名前が丁寧に扱われる前提の議論だとも思います www.asahi.com/articles/DA3...
大災害が起きたとき、行政が犠牲者の氏名を公表しないことが相次いでいます 東日本大震災で、幼稚園の管理下で娘の愛梨さんを失った佐藤美香さんに、遺族としての視点と後世への視点との間で揺れる思いを聞きました 「そっとしておいてほしいという遺族もいます。私の中にも同じ気持ちがなきにしもあらずです。事故後の何年かは、名前を残すかどうかなど考える余裕は到底なかった」 「何年か経って『やっぱり名前を明らかにしておけばよかった』という思いを持つ遺族もいます。家族の中で意見が違うこともある」 あす9:49まで全文無料でお読みいただけます digital.asahi.com/articles/ASV...
「自由研究の自由って何?」と、この時期、小学生や親の会話を聞いていると、しみじみ思います。 「自由研究は自由すぎても怒られるし、自由じゃなくても怒られる」という小学生の鋭い指摘を聞いて、取材時、ぐうの音も出ませんでした。 記事タイトル:チョコミントアイス、家族で食べ比べたのに 自由研究の自由って何だ www.asahi.com/articles/ASQ...
気象庁と国土交通省は、先日の千葉豪雨を踏まえて、「地下やアンダーパスは短時間で浸水する。冠水した道路への進入は命に関わるので、車での移動は控えてほしい」と呼びかけています。 けさ未明、北海道・釧路地方でも線状降水帯が発生しました。 どこでも起こりえます。本当にお気をつけください→ www.asahi.com/articles/ASV...
【号外】草間彌生さんが亡くなりました(11:06) www.asahi.com/skh/20260827... 速報を見て、思わず声を上げました。 学生時代、あの切迫した反復に釘付けになって、松本まで追いかけて展示を見に行きました。お悔やみ申し上げます。
NYTも特集ページ。 オリエンタリズムや人種差別についても触れている。 www.nytimes.com/2026/08/26/a... 前掲の記事と共通しているのが、性的に解釈されがちな作品について、「むしろ性的なものへの嫌悪感や恐怖感を克服していくために作り出した」と本人が語っていること。 15年以上前だけど、NYTの東京支局員の記者(当時)と雑談していて、日本人で何か動きがあればNYT本紙でも大ニュースになる人は誰かという話になり、草間さんはすぐ一致したのを覚えています。
評伝の結びも印象的。属性と視線と。 >Ms. Kusama’s work has tended to be viewed critically, through the lens of biography and psychiatric pathology, which she encouraged. But that often distracted from her formal skill and pictorial inventiveness(…). Her self-aware wit has also been underrecognized.
【号外】草間彌生さんが亡くなりました(11:06) www.asahi.com/skh/20260827... 速報を見て、思わず声を上げました。 学生時代、あの切迫した反復に釘付けになって、松本まで追いかけて展示を見に行きました。お悔やみ申し上げます。
草間さんの言葉を、同僚の連載から引用します。 「今までの自分を自分で消滅させて、そして新しい芸術、新しい世界をつくる。私自身も、自己消滅の作品を何度も繰り返して」 「アメリカではうんと評判になりましたが、日本では、『スキャンダルの女王』なんて言われて。(…)私の反戦運動に対し、日本はまだ古い人が社会や政治を牛耳っていて、だめだった。うんと古い。今でも古い。」 「私には病気があります。今でもいろんなものがいっぱい見えます。その病気を糧に、もっと発展して、もっとよい作品を作ろうとした」 www.asahi.com/articles/ASV...
2017年に同僚が草間彌生さんの半生を聞いたインタビュー連載から。 連載の最後がこんな言葉で結ばれていて、鳥肌が立ちます。 「自分がどれだけ美術の面でも社会的にも進歩したかが、私の最大の興味なんです。前衛的な思想をもっと広めたい」 「死ぬまで変遷して、また違うタイプの絵を描くかもしれない。この世を去っても、作家としてのメッセージを送り続けたい。私の貫いてきた一生の魂を、ぜひ伝えたい」 「もっと頑張らなくちゃ。生きることや死ぬことを超えて闘っていくの。これから私の人生が始まるのです。これまでは序曲です」 www.asahi.com/articles/ASV...